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プロ経営者の8大条件
「専門バカ」では経営は成功しません。プロ経営者とアマチュア経営者とは、どこが違うのでしょうか。プロ経営者はどんな環境に置かれようと、困難に立ち向かい、的確にかつタイムリーに解決できる。経営者としての能力と経営の定石が身についているのです。
- 決断力
- 先見力
- 行動力
- 適応力
- リーダーシップ
- 人間性・個性
- 健康・バイタリティ
- 夢を与える力
会社はトップの器以上には成長しない
経営者は
先を見る目、市場を見る目、己を見る
必要
経営者は絶えず自省し、自分を変えてゆかねばなりません。経営者の能力、性格などの弱点が自社の欠点となり、つまずきます。
経営者の能力
今何をすべきか決断⇒実行
理屈でなく良いことは即実践
必ず成功させる
成功する経営者の特徴
成功する経営者が持つ3つの要素
経営がうまくいくかどうかは、経営者の持つ次の3つの要素にかかっている。
問題を解決しようとする意欲
問題を解決する能力
問題に関連を持つ人々とうまくやっていく能力
大事なのは仕事を達成したいという意欲と情熱を持っていれば、それは部下や周囲の人に伝わって、人を動かし、協力させることができる。
役員が高圧的な態度をとれば、部下は萎縮して自主性が失われ、能力も向上しない。
これからの経営者・経営幹部に求められる「5つのミッション」
徹底する実行力!
-
ミッション(社会的使命・存在価値)である。
これからは目先の利益追求より、ミッションを明確に持って活動する企業が、顧客や社会に高く評価され、発展する。 - ビジョン(夢・ロマン)である。
企業は夢を追って、成長する。全社員で共有できるビジョンを、トップ・幹部は描くことが重要。ビジョンなき企業は成長しない。大きく広げすぎた屏風は倒れる。「身の丈に合った」ビジョンを持つことだ。 - パッション(情熱)である。
リーダーは、熱き思いがなくてはならない。得意先、関係先社員の協力を得るのもリーダーの情熱で決まる。
トップ・幹部が自社の経営に情熱をなくし、燃えていないと社員はやる気にならない。
自分が燃えなくして他人の心に火はつけられない。 - デシジョン(決断)である。
今はスピード時代、決断が遅れるとビジネスチャンスはなくなる。成長する企業のリーダーは一分もあれば決断する。優柔不断のトップは会社を潰す。
決断することにより会社は動く。 - アクション(実行)である。
素晴らしい戦略・方針も実行しなければ、成果は出ない。企業の格差は実行力の差である。経営者・経営幹部は、決めた事を「やり切る、やらせ切る!」社風をつくることだ。一つが崩れると全てが崩れる。
徹底する実行力が成長企業のポイントである。 - お客さまから引き合いが来る方法を考える
- 商品開発の計画を立てる
- 新事業や新分野参入を検討する
企業のトップがなすべき仕事
1.『現場』をよく視る
現場とは社内や工場だけではなく、市場や顧客の動向も含む。「外」から常に情報を収集し、技術・顧客動向の潜在的ニーズを一歩も二歩も先読みする。自社の技術が役に立てる新しい業種・業態・企業はどこか、法改正など環境変化によって自社の技術変化、進化すべき部分はどこか、などの視点に立った情報収集をしている。
2.『危機感』を持つ
「今の仕事・技術・顧客は3~5年後には廃れる」「現状の場・技術・顧客に固執すると、ライバルが現れて価格競争は必至となり、市場の魅力が失われる」という強烈な危機感を持ってる。
3.『計数』を見抜く
トップは、会社の数字の変化を読み取ることが必要である。現場の変化はすべて数字に表れる。そうした数字の変化を読み取っている。
4.『社員』と戦う
社内改革を進める際、「なぜ順風な今の時期にするのか」と反発する社員の意識、社内風土・体質との戦いを避けて通らない。
5.『スピード決裁』をする
変えるべき方向性は、営業・製造・開発・財務などそれぞれの責任者と話し合い、スピード決裁している。
大きな方向性が決まると、枝葉末節は現場に任せている。
6.『チェック』および『修正』をする
定期的に業務が決めた方向に進んでいるかどうか、悪循環になっていないかどうかをチェックしている。
仮に循環系統に支障を来しているのであれば、それを修正することが大事である。
進歩的な中長期戦略を行っても、その本質的な部分は上記のように極めて原則通りでシンプルである。この極めてシンプルなことが疎かになっていないだろうか。企業のトップはあらためて見直すべきでる。
経営者・幹部必見「仕組み」を考えることが仕事
戦略とは
営業社員がお客さまの所へ行く前に、もしくは商品をお客さまに説明する前に「優位に立つための手段を考えること」
経営者・経営幹部は
「営業社員の行動量が少ないから売上げが悪い」と人の責任ばかりにするのではなく、戦略的な視点に立ち
など、より売れる仕組みや儲かる仕組みを考えるのが、経営者・経営幹部の仕事だ。
経営者や経営幹部は、もっと「戦略」づくりに時間をかけ、仕組みを練り上げることが必要ではないだろうか。
経営方針書は活用されていますか?
★方針書を目標達成に向けたツールとして活用するには★
方針書に戦略を実行するためのステップが書かれており、ストーリー性が明確になっていなければならない。ストーリー性というのは、これを実行すれば着実に目標に近づくというイメージが沸いてくるものであり、全社員がこれを見ただけでワクワクするようなものである。
次に方針書を記入式にするという手もある。立派な方針書であっても、ほとんどの会社では経営方針発表会でしか見ていないものである。1年は12回の勝負であり、1勝するごとにチーム賞や大入り袋を出すことを、目標達成のツールとして活用する。勝ち越し賞やパーフェクト賞をつくるなど、見たくなる仕組みを創意工夫していただきたい。
報酬の分配ルールははっきりと
分配のルールをはっきりさせる。
社員は少しでも多くの収入を得ようとして、自分でいろいろ工夫を凝らすようになる。
自力で計画を立て、それを実践した結果、自分の働きに応じた報酬を得ようとする。
これが「やる気」につなっがていく。
内から燃え上がらせる精神的な動議付けは、新たな投資を必要とせずに企業の成長を後押しする
勝ち組になるために
実質的な観点から振り返るためにチェックポントを活かそう
【勝ち組と負け組の違い】
勝ち組 | 負け組 |
---|---|
戦略がハッキリしている | ⇒戦略がボンヤリしている |
ケジメがついている | ⇒ルーズ |
スピードが速い | ⇒スピードが遅い |
原因自分論 | ⇒原因他人論 |
チームワークが良い | ⇒バラバラ集団 |
きびしい | ⇒あまい |
明るい | ⇒暗い |
黒字・無借金 | ⇒赤字・借金過多 |